■次世代へのバトンタッチ ⑥共育塾の進化とバトンタッチ準備2/2

退院の翌年に共育塾4期生を運営も再び軌道に乗り、5期生の時に共育塾候補選定に名乗りを上げてくれた地域診断士研究会仲間が2人いました。
その中で奈須さんが「私が共育塾を引き継ぎたいです!」と本気度を感じさせる申し出を受けました。その後の対応も、共育塾活動を最優先にしてくれて、心から感謝しています。奈須さんは市役所を退職して間もない時期だったので、後継してもらう意味でもわたしのキー人脈を紹介したり、共育塾以外の仕事でも一緒に活動したりしました。奈須さんと私は個性が違うので、塾生対応の幅も広がり「奈須さんに引き継いで、本当に良かった」と心から思っています。ここまで共育塾が続いてきたのも、いいパートナーに恵まれたからだと思います。

奈須さんが5期生から副塾頭になった時に、彼から「自社取り込みシート記載内容 に“オススメの1冊”を入れたらどうですか?」との提案があり、早速取り込みました。この取り組みにより、読書を始めるキッカケとなた塾生も多く、共育塾活動全体にいい影響を与えました。
また7期生から奈須塾頭・横山メンター体制になった時に、私がやっていた講義をドラッカー思想(マネジメント、マーケティング、イノベーション)の2講義を残して、私の講義を順次切り替えて、今までプラス・アルファーで折に触れてやっていた特別講義を「プラスワン」として、定例化することにしました。プラスワン講義は、年度毎で全体のバランスを考えながら講義内容を変えてきました。
「経営者には経営スキルだけでなく、経営哲学(=人生哲学)が必須」という稲盛和夫氏の言葉に強く共感します。そこで17期生の時に、「プラスワン=経営哲学を学ぶ講座」そして「講義=経営全般の基礎を学ぶ講座」と位置づけ直しました。
プラスワンの講義内容は、「熊本出身・世界的創業者の生き様」「今から役立つビジネスモデル企業事例」「日本精神のルーツを探る」「日本の明治維新と朱子学・陽明学」「稲盛和夫講演“経営と心”から学ぶ」など、いつの間にか“経営哲学=人生哲学”を醸成するバランスのとれたカリキュラムに育っていました。
私が75歳を迎える頃に、奈須さんと一緒に「次世代へのバトンタッチ」の話を始めました。将来の塾頭候補の検討をしているうちに、共育塾14期生の平井君(公認会計士でM-Cass社長)に打診したところ、「是非やりたいです!」との話になり、時代の変化に対応できる“新生共育塾システムづくりの検討”も開始しました。
そして共育塾17期生から「経営トップとの会食懇談」から「工場見学&トップ懇談」へ、共育塾18期生から「メーリングリスト」から「 “みんホム”導入(17期生・森田君開発のコミュニケーションツール➩将来的には自己目標設定ツールに進化)」へ、そして19期生から「横山プラスワン講義」から「横山Zoom動画活用の反転授業方式」に切り替えることで、新生共育塾システムが出来上がる予定です。加えて、17期生・森田君の力で“共育塾AIポータルサイト”を作成して、19期生から活用する予定です。
 
次世代へのバトンタッチも終えて、私は四住期の最終「遊行期」のステージを迎えています。“ネクストステージは気が向くままに!”をコンセプトに、試行錯誤しながら楽しんでいきたいと思います。
次回は“私の四住期”で、このシリーズを終了します。